蝦夷梅雨
札幌は最近ほとんど晴れません、5月後半から6月前半は晴天で暖かい日が1.2週間ありましたが、そのあとはサッパリです。
しょうがないのでネットで情報収集。
焦点距離2000mmでオートガイドで綺麗な天体写真を撮っている人は、初めはガイドスコープを使ってても、物足りなくなってほとんどがオフアキシスガイドをしているようです。やはり短焦点でのガイドには限界があるみたいです。
私もとりあえずは現在の200mmガイドスコープでPHD2の操作をマスターしたいと思います。ある程度写真も撮れるようになったらガイドスコープにバローレンズで焦点距離を伸ばしてみて、将来的にオフアキシスガイドでやってみたいと思います。
早く晴れてくれないかなー。
今日も諦めてサッカーワールドカップ日本・ポーランド戦応援しよう。頑張れ日本🇯🇵🇯🇵🇯🇵
PHD2のテスト1 [初テスト]
19日の夜、やっと星空が広がったので早速PHD2のテストをしてみました。
まず通常通りLX 90の極軸をセットしました。
LX 90の極軸合わせ
LX 90の極軸合わせは
1.赤道儀モードでは鏡筒を架台と180度方向に固定し、三脚で北極星の方向に向けます。
2.次に望遠鏡の電源を入れ、日付、時間を入力するる
3.アライメントをワンスターにすると北極星が真北からのズレ分の方向に向くので微動ネジで北極星を視野の真ん中に入れエンターを押します。
4.次に自動でアライメントの設定に良さそうな星を表示する(1番したの上下ボタンで変更できる)のでエンターを押すと自動でその方向へ向きます。
5.視野の中心に星を持ってきてエンターを押す
このような手順でやってます。だいたいこれでアライメント成功と表示されますが、LX90の180度方向に正確合わせる目印が無いので実際にどの程度合っているのかわかりません。
私はLX 90を床に置き、望遠鏡を真上に向けiPhoneの角度計で測って鏡筒とアームに蓄光シールで目印を貼っています。
そして本題のPHD2のテストですが、キャリブレーションをして初期設定のままISO100,300秒露出でM57を2000mmで撮影してみました。
1.PHD2 2秒露出
RA Agr 70,His 10,Manmo0.2
DEC Agr 100,Mnmo0.2
Scope Mx Ra2500,Mx DEC2500
2.PHD2 5秒露出
RA Agr 70,His 10,Manmo0.2
DEC Agr 100,Mnmo0.2
Scope Mx Ra2500,Mx DEC2500
ガイド無し
PHD2でガイドのテストをしましたが、2秒5秒
露出とも赤緯方向に流れます。2秒露出のほうがシーイングを拾ってガイドし過ぎなのかもしれませんがDEC方向には流れてなさそうなので違うかもしれません。
ガイド無しよりはガイドした方が結構は良くなってます。
PHD2のガイドのグラフではRA DEC共±4”の振れ幅がありました。
M57の視直径1.4’x1.0”’に比べてトータル8”のガイドミスなのでDA方向はなんとなく解ります。なぜDEC方向は流れて無いのだろう?
昨夜22日もテストができたのですが、色々パラータを変えたりしてみましたが、やはり±4‘のガイドミスがあり感じとしてはDA方向のガイドミスが多かったです。
2000mmの許容ガイドミスは0.7’らしいので10倍以上のガイドミスがあります。鏡筒のバランスはとりました。極軸をきちんと追い込まないとダメなのか?もっと長い焦点距離のガイド鏡が必要なのか?次はPHD2にはドリフト方の支援もあるので使ってみようと思います。まだまだ勉強が必要です。色々問題がありますが楽しいです(^.^)
LX 90オートガイドのまとめ
今回LX90のオートガイド化で色々調べた上で必要な情報をまとめました。
LX90のオートガイド化は2通りあるようです。私は『ST-4 互換規格』で構築して動作の確認もできました。『ASCOMで制御』は試していないので調べた情報のみで動作は確認していません。間違えがあれば教えてください。
オートガイドメモ
『ST-4 互換規格』
1.#07509 Autoguiderportmodule [APM]が必要
2.#07509 APMは#497オートスターでは使えない。
3.07640#オーディオスターが必要
4.オーディオスターのファームウェアA1S7の場合使えないかも。バージョンアップが必要か
5.PHD2などのソフトでオートガイド
6.オートガイダーからLX 90の接続はオーディオスターのAUXに接続しても行けるが架台のAUXポートに接続した方が制御パルスの繰り返し速度が速い
『ASCOMで制御』
1.#497 autostarのファームウェアのバージョンアップが必要
(バージョンアップの途中でフリーズしてautostarが使用できなくなることがある)
2.ASCOMのダウンロードとインストール
3.ASCOMのmeade #497autostarドライバーのダウンロードとインストール
3.パソコンとautostar AUXポートを接続
4.パソコンとautostarのAUXポートに接続する専用のシリアル変換ケーブルが必要
5.オートガイダーとパソコンを接続
6.オートガイドソフトPHD2とステラナビゲーターなどのソフトで同時に制御はできない。(どちらかを閉じないと望遠鏡を制御できない)
7.望遠鏡の微動でガイド補正するため、引き戻し量が大きすぎたり小さすぎたりして上手くガイドできない場合がある
参考にしたサイト
Cloudynight
Toshi’s ETX Site
などなど
接続テスト…
オートガイダーが届いて以降、星1つ見えない曇り空が続き接続テストができませんでした。
居ても立っても居られなく地上の遠くのライトでテストしてみました。赤緯、赤経を自動でモーターを駆動して調整してくれれば接続は成功だと思いましたが『ガイド星が動きません』というエラー、モーターの音も全く聞こえません。LX90はオートガイドに向いていないというネットの情報があって色々ネットで調べたら、ここで接続が止まっている事が多いです。もしかしたら今回もダメなのかもと不安が募りました。
scwという雲予想を毎日眺めながら晴れ間が出ないかと待ち続け、昨夜やっと晴れ間が札幌に一瞬出る予想が見れました(*´∇`*)
日付が変わり2時頃外を見ると星空が広がっていました。急いで望遠鏡を組み、ホームポジションを北極星の方向に向けただけのチョー適当なアラアメントで急いでオートガイダーとパソコンを接続しPHD2のキャリブレーションを開始すると星がずれてまた戻る動き。数分でキャリブレーション終了しガイド星を示す黄色の点線が緑の実線に変化し続けてガイドを開始しました(๑˃̵ᴗ˂̵)
自宅のバルコニーの床がフニャフニャなのでガイドが荒れています。がちゃんと動いています。
オートガイダーを適当にアイピースに刺したので縦横が適当。アライメントもチョー適当なので赤緯、赤経も90度になっていません。
ともあれ、接続テストは大成功✌️✌️
オートガイダーに向いていないと言われていたLX90。自信を持ってオートガイダー使えますと言ってあげられます。少し費用はかかりますが…
オートガイダー到着
オートガイダーも購入したちゃいました。そして今日届きました。
QHYCCD QHY-5-ⅡMです。
使い方こなせるかなぁ
ガイドスコープもヤフオクで競り落としたガイドスコープもただいました。
メーカー不詳、50mm f200mmと笠井トレーディングの23mm十字アイピースもオートガイダーと一緒に購入しました。
これでMead LX90 オートガイド化の機材が全て揃いました。トータル8万円程度かかりました。
あとはオートガイドにむいていないと言われるLX90との接続が上手く行くかどうか。接続テストと動作テストは今日、明日は天気が良くないので明後日になりそうです。
6/3撮影のM57リング星雲
M57
Meade LX90-20.CANON EOSKiss X9i
x0.63レデューサー、f1260mm
ISO3200、露出30s x5、RAW
2018.6.2.22:57
トリミングあり
Deep sky Stacker、gimpで画像処理
昨日も赤道儀ヴエッジにして撮影の練習をしてみたけど、極軸合わせに時間がかかってしまいました。10年以上前に使ったので設置の仕方を忘れていました。そのあと写真も撮ってみましたが、ピントが全てダメでした。
オートガイダーを使いこなす以前の問題で設置、写真撮影の練習もしていかなくてはなりません。
オートガイダーも写真の腕も徐々に上げて行ければなぁと思います。
LX90でカメラを付けて撮影してみて不都合なことに気づきました。
経緯台モードの時望遠鏡を天頂方向に向けると、カメラと架台が干渉してしまいます。
赤道儀モードで使用すると北天方向の時干渉します。どうしたらいいのだろう?