PHD2のテスト4[残念な結論]
6月の前半から7月の後半まで1ヶ月半以上、ほとんど曇りと雨で梅雨の経験がほとんどない道産子には辛い日々でした。先週末あたりから札幌もやっと晴れ間が見えるようになり、日曜から毎夜、雲が多かったり薄雲がかかったりしながらも星が見えています。
梅雨がやっと明けたてきた感じで、やっと清々しい北海道の夏の感じになってきました(๑˃̵ᴗ˂̵)
22日(日)
星が久しぶりに出ていたので、もちろんPHD2のテスト。ドリフトでなるべく極軸を合わせガイド開始。
まずは露出1秒で初期値の
Agr70. Hys10
RA方向に広がるっています。RMS ErrorもRA 0.48,DEC 0.39でイマイチです。
PHD2を上手く使っている方々はRMS Errorが0.2〜0.3台で使っているようなので、全然届きません。
RAのパラメータAgr.Hys.Mx RA を色々変化させてもターゲット像が伸びたり、ぱらついたりします。
何を変化させても改善しません。撮影向きのLX200のに対してLX 90は眼視向けだと言われているので、これが精度の差なのかもとも思いました。
23日(月)
夕方は晴天だったので望遠鏡をセットして待機。星が見える頃には8割雲りになりました
(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
しばらく待っていると雲の間から星が見え出したのでPHD2のテスト開始。
今までのPHD2のテストを見返していると、ある傾向が気になりました。
RA方向はプラス方向の補正がだいぶ多く、毎秒補正が入っていました。とても良く調整してある赤道儀があったとして、それは『たまに補正が入る感じじゃないか?完璧な赤道儀なら補正パルスが無くノータッチで何時間も露出できるはず…』
我がLX90は毎秒、プラス方向が多い。これは追尾が遅れているのではないかと考えました。
LX90の追尾速度を変化させるのは、今までいじった事ない設定だろうとオートスターを操作してみるとset up→telescope→Az/RA Patioというコマンドがあり数値を変えるてPHD2を開始するのと1秒でグラフの外に。RAのモーター校正はここで合っていそう。
星像とRMS Errorを見ながらプラス補正とマイナス補正が均等になるよう設定して終了。
(元の数値は記録しておく事が大事)
その後情報収集したところ、Alz/RA ratioの数値は替えるなと言うことでした。元の数値は−0.275075です。2018.8.3追記
25日(火)
星が見えるが曇りがち。
PHD2を稼働中、星が出たり雲に隠れたりで『ガイド星を見失いました』でしばらく待ち、再開になると大分ガイド星がズレていて、そこから引き戻す動きをします。
前日のモーター校正は逆に悪化させていました。(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
Az/RA Patioを変更前の数値に一旦戻し、ガイド、ガイド停止を繰り返し時間が開いてもグラフが連続するよう微調整しました。
26日(水)
晴れてるけど薄雲が全体に広がるっています。またPHD2テスト。どのパラメータを変更しても良い結果にならず。・°°・(>_<)・°°・。
露出を思い切って5秒でやってみると、なんかバラけるけど、
なんとなく好印象😀
3秒では?…
更に好印象😄
つづけていると背景の薄雲が消えてきました。その時の結果が
更に更に好印象😆
やっぱり1秒露出では?
RMS Error
RA 0.36
DEC 0.24
😱
…
……
………
…………………
今まで散々試した初期値付近で良い結果じゃん。
RA方向の流れも収まったよう。
この4日4晩は何だったんだ(´Д` )(´Д` )(´Д` )
今までのPHD2のテストの結論
- 雲があると追尾が安定しない
- 薄雲でも乱れる
- 雲があると時間がかかる
- 雲があるとRA方向に広がる(我が家のLX90の場合)
- 雲は邪魔
以上です。