PHD2のテスト3 [RA方向に伸びる]
19日も曇りがちでしたが星は見えました。望遠鏡をセットしPHD2である程度ドリフトで極軸を合わせM13をFL2000mm、300秒露出で撮影してみました。
ピントも甘々です。
中心部の拡大です。
流れています(涙)
星像を見た感じでは縦方向(たぶん赤偉方向)に比べ左右(たぶん赤径方向)が2倍ほど大きくなっています。
この後M13に雲がかかったのでベガにずらしてガイドのテストをしました。
右中段のターゲットの像と星像の形が似てる感じがします。
この時のガイドアシスタントの結果です。この結果で気になるところは極軸設定エラー6.3分角です。
ついでにバックラッシュ計測。
この時のは極軸設定エラー24.9分角。どういう事なんだろう?
19日はこの後曇って終了です。
昨晩20日は全体的に薄雲がかかっていましたが、一晩中星は見えていました。透明度は2/5といったところでしょうか。20日も続けてPHD2のテストしました。
極軸をドリフトである程度合わせて測定。
ガイドスコープ200mm
PHD2露出1.0秒
左右方向に星像が広がっています。【PHD2のテスト2】ではもっと円形に近かったと思います。
PHD2の露出を短くしてみました。
ガイドスコープ200mm
PHD2露出0.5秒
少しばらけて星像が大きくなりました。左右の伸びは相対的に円形っぽくなりました。次に逆に露出を伸ばしてみました。
ガイドスコープ200mm
PHD2露出3.0秒
更にばらけましたが、やはり円形に近くなりました。
星像をシャープにするには左右に伸びていますが1秒の露出が1番良さそうです。
左右の伸びを抑えるためaggressive(RA agr)を初期値の70から90に変えてみました。
ガイドスコープ200mm
PHD2露出 3.0秒
RA agr90
露出を1秒に変え忘れました。若干いいのかもしれませんがイマイチです。
露出を1秒にして色々パラメータを変えてみましたがなかなか上手くいかずRA方向がDEC方向の2倍ほど広がるのを改善できませんでした。どうしたらいいのだろう?
次に3倍バローレンズを使ってガイドスコープのFLを600mm にしてテストしました。
ガイドスコープ600mm
PHD2露出1.0秒
ガイドスコープ600mm
PHD2露出2.0秒
やはりRA方向に広がります。
今回のテストでは写真を撮った時に流れる星像がガイドエラーの形に似てることが分かりました。RA方向に広がる傾向があるので、パラメータのさじ加減で星像を円形にしていきたいです。
RA方向に広がる原因で今考えられるのは
1.LX90の架台の精度
2.ガイドスコープのたわみ
3.パラメータの設定
4.極軸設定の精度向上
が考えられます。1は望遠鏡を買い換えるお金もないので、どうしようもありません。2はネットの情報でPHDで流れる原因の多くでした。LX 90の ファインダー台座にしっかり固定して譲ってみましたがガタつきなど無さそうです。
あとは3.4のパラメータと極軸合わせをもっとしっかり合わせテストしてみます。
バルコニーでテストしていますが、床がプラスチックでフニャフニャなのでどうにかしてドリフトで精度良く合わせる方法を考えなければなりません。今回はiPhoneでパソコンから離れバルコニーで極軸を合わせた為精度が良くなかったと思います,テスト2の時のようにバルコニーから部屋に入って測定、バルコニーで調整、再度部屋に入って測定を繰り返す方が面倒ですがいいようです。
また、写真撮影の時バーティノフマスクを買ったのですがピントを合わせるときバルコニーに出なければならなく、ライブビュー拡大画像がすごく揺れて正解合わせられません。
色々問題山積です(泣)まあ楽しいのですが…誰かアドバイスしてください(;´Д`A
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