Willam Optics GT81 Ⅳ テスト撮影
蝦夷梅雨なのか6月半ばから6月いっぱいは天気が悪く、お日様すらほとんど顔を出しませんでした。6月の日照時間は11年ぶりに150時間に届かなかったらしいです。
7月に入り少しずつ晴れ間が出るようになり、3日にはやっと星空が見えました。
新しい望遠鏡を入手してやっと星を見ることができます。でも月齢12.3の満月直前で空が明るいので、撮影のテストをしてみました。
まず始めに月です。
【月 月齢12.3】
William optics GT81-Ⅳ
直焦点 480mm
赤道儀 EQ6R
Canon X7i(HKIR)
ISO 100
SS 1/160
JPEG撮って出し
自宅ベランダ
【月 トリミング】
月の周辺を見ると色の滲みも無さそうです。色収差はきちんと修正されていそうです。
次に透明バーティノフマスクがどれくらいに見えるのかのテスト。
[ベガ 透明バーティノフマスク】
今まで長焦点の眼視に慣れていたので、GT81でベガを見たとき像の小ささで本当にベガなのか不安になりました( ˙-˙ )
カメラのライブビューで確認しながらのピント調整は見やすいです。
始めのマイクロフォーカサーも微妙な調整がとってもしやすいです。
次は直焦点とフラットナーレデューサの写野と星像のチェックのためM31を撮影してみました。満月直前の月が輝いていたのと市街地での撮影ため全然写りませんでした。
【M31 480㎜】
M31の右の明るい星状のかM32です。
周辺減光は少し有ります。光害地での撮影なので4隅がばらついているようです。
直焦点撮影では隅の方の像面湾曲のために星像が流れてしまっています。
(同じ3枚玉のタカハシ最高峰TOAやTSAにもフラットナーがあるので、こいういものなのかもせれませんが‥)
【M31 フラットナーレデューサ使用380mm】
フラットナーレデューサを使用した時は、こちらも周辺減光は少し有ります。隅の星像は円形を保っていて、とっても良さそうです。
レベルをもう少し上げて見ると、写真の下側に直線状で減光があるようです。
フリップミラーも使用していません。
フラット処理で補正できるかなぁ?
フルサイズの6Dではカメラのミラーによる減光が有るのは色んなブログなどで見たことがありますが、APS-Cでは見たことか有りませんでした。
APS-Cでも出るものなのでしょうか?
【デネブ周辺部】
夜半過ぎの撮影なので、4隅の周辺減光はだいたい同じように感じます。
直焦点でもう少し星像がいいかと思っていましたが、隅の方で流れいて残念でした。流れ方か素直な感じなのでフラットナーを購入すれば、480mm前後でも使えると思います。
0.8倍フラットナーレデューサを使用では隅の星像も円形で、とっても良さそうです。暫くは380mmの焦点距離で撮影しようと思います。
次の新月期がとっても楽しみです。
晴れるといいな☀️