ハロウィン ゴースト祭り
9月末の遠征で最後に撮影した燃える木と馬頭星雲です。
[燃える木と馬頭星雲]
2019.09.28 27:31〜
Meade LX90-20 f2000mm レデューサ0.63x (合成f1260mm)
赤道儀:EQ6R
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X7i (HKIR )
ISO3200 300秒x9
APTでディザリング
フィルター無し
ステライメージ8
遠征地 厚田
様々なゴーストが盛大に出ています。
今回はハロウィンに因んでゴースト祭りです。ゴーストについて考えて見ました。
レベルを上げてみます。
①まず初めに青の六芒星で囲ったゴースト
円形のゴーストが重なっているように見えます。
これはイメージセンサーで反射した光がレデューサーの2つの群のそれぞれイメージセンサー側で再反射したものが写り二重になったのかなと思います。
下図のレデューサーの図でイメージセンサー側の群のレンズが凸になっているので、焦点距離が伸びてピントがズレた状態になり副鏡が見えてドーナツ状になるのかな?
②ピンクの円で囲ったゴースト
これは①のうち、対物側の群の反射がレデューサー内で再反射しまた対物側レンズで反射したものかな?
③オレンジの四角で囲ったゴースト
アルニタクの強烈な光がバッフルかTアダプターの内壁で迷光となったものと考えます。
④黄色の円形で囲ったゴースト
イメージセンサーの前のマイクロレンズで反射した光がIRフィルターで再反射したもの。
⑤アルニタクの周囲の青いリング
アルニタク自体の象がIRフィルターで再反射したもの。
この撮影で5種のゴーストが写りました。
私の所有している純正レデューサーはトラペジウムなど5〜6等星でもゴーストが写ります。またコマ収差も大きいので、このレデューサーでの撮影はあまり向いていないと思いました。
シュミカセは一般的に惑星、系外銀河、惑星状星雲などに向いていると言われているので星雲の撮影には向いていないようです。
Starizonaのシュミカセ用のレデューサーはコマ収差を1/5程度にできる様なのでそのうち購入しようかなぁ。でも先に600mm前後の安くて写りのいい望遠鏡が欲しいなと思っています。
何かいいですかねー?