星空のムコウガワ

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PHD2のテスト5[問題ついに解決か?]

 

これまでPHD2のテストを始めてから1カ月ちょっと、なかなか満足の行く結果になりませんでした。

 

何に納得できなかったかと言うと。DEC方向に比べてRA方向が収束しません。

agr.hys.Mn mo.色々なパターンで試しても収束しません。

ドラフトで極軸をどんなに合わせても、DECは収束しますがRAが収束しません。おかげでドラフト法はすっかり慣れました^_^

望遠鏡の架台をしっかり設定し直しても収束しません。

 

ネットで似たようなな問題を抱えている人がいないかPHD2でググってもナカナカ見つかりません。

 

DECのRMSはいい時で0.2代中程。でもRAは良くて0.4で1.5〜2倍くらいの大きさで、ターゲットで星像が横長になるのが納得できませんでした。

PHD2を使っている方々のRMSはDEC.RAともRが0.25くらいまで良くなっていました。

 

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※下記の経験は当方のMeade LX90での経験です。販売店で聞いてみると、通常は0.5でいいそそうです。LX90は経緯台を傾けて赤道儀化したもので、ドイツ式とは違うかもしれません。のちに載せ替えたEQ6R赤道儀ではガイドスピードは0.5で上手く行ってます。

 

 

『何故だ、何故ウチの LX90は0.4までしか良くならないんだ』

もしかしたら LX90の限界か?とも何度も思いました。

 

そしてある時、あるパラメータの上をマウスのカーソールが通った時、チラッと説明書きが

❓❓

❓❓❓

ハっ、もしかして

⁉️

⁉️⁉️

⁉️⁉️⁉️

これかっ

‼️‼️‼️

これなのか

‼️‼️‼️‼️‼️

 

 

今日はもう遅い、明日も仕事だ(*´-`)

寝なくちゃ。

撤収撤収。

 

つづく…

zzzzzz

zzzzzzzzzz

zzzzzzzzzzzzz

zzzzzzzzzzzzzzzzz

zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz

 

 

 

で、翌日曇りがちで風が強い中強行テスト。何が間違えていたかと言うと…

 

QHY5L-Ⅱが届いた日に早速、付属の日本語マニュアルを見ながらガイドカメラの設定、マウントの設定、ダークライブラリーの取得をしたのですが、この時のマニュアルです。

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オートガイドは全くの初めてでガイドスピードが何の事だかよく分からず、マニュアルの通り『0.5 *通常のデフォルト』とあるのをそのまま入力してずっとテストしてました(;´Д`A

キャリブレーションも18ステップでいい感じでした。

 

たまたまマウスのカーソールがこの項目の上を通った時、チラッと『対恒星時』というのが見えました。

確か LX90は1.0倍だよなぁと思い、これか‼️と思いました。

 

 

 

 

という事で、風が強い中テストしました。風が強く、ガイドアシスタントで0.25-0.3にしなさいとなっていたので、そのようにしました。6″ほど暴れていましたが、風が収まっている間の結果が下の通りです。

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RMSエラー

RA0.36 DEC0.21でRAの方が大きいのですが、テスト条件が悪い中RAが0.3代に乗りました(๑˃̵ᴗ˂̵)

ターゲットの星像もいい感じです。

 

でも何故ガイドスピードのデフォルトが0.5なんでしょう?

対恒星時0.5でできる赤道儀だと、押す方向の修正だけでRA方向のバックラッシュを無くせるからでしょうか?

 

ガイドスピード0.5の時はキャリブレーションステップ1100msで18ステップでしたが、1.0にすると計算値は1100msのままで36ステップだったので550msに下げて18ステップにしました。

 

条件の悪い中のテストだったのでもう一度検証する必要があるありますが光明が見えました。