星空のムコウガワ

天体観測 写真 カメラ 花

Sh-2 126 鷹の爪星雲

新月期の11月6日土曜日に撮影しました。
この日はwindyの天気予報で夜半に曇る予報だったので、明るいうちに撮影地に入り、露出を稼ぐ予定でした。
望遠鏡などをセッティングできると薄雲がかかってきて、写真が滲んでしまったものはカットしました。

撮影対照はとかげ座の鷹の爪星雲です。ブログ仲間の星の旅人さんの作品に触発されて真似して撮影しました。

とかげ座は白鳥座、ペガサス座、ケフェウス座に囲まれた場所にあります。マイナーな星座で一般には知らない人も多いと思います(私も今回知りました💦)。4等星ほどの星で構成されていて空を見ても良くわかりませんでした(°▽°)


【Sh-2 126 鷹の爪星雲】
f:id:kaz323i362:20211118220449j:plain
2021. 11:06 18:20〜
Willam optics GT81 Ⅳ
フラットナーレデューサ Flat6AⅢ
0.8倍(合成FL 384mm F4.8)
赤道儀:EQ6R
PHD2オートガイド D50mm FL200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS 6D (HKIR )
ISO1600 300秒x32(total 80分)
ダーク 300秒X8枚
LEDフラット ISO 100 SS 1/20s x 20枚
フラットダーク 20枚
APTでディザリング
フィルター無し
若干トリミング
ステライメージ9 Photoshop


構図をもう少し右に寄せれればよかった。そして、なかなか淡い星雲で画像処理に苦労して何回も最初からやり直してなんとか完成としました。


今回の撮影では色々失敗や不具合が出てしまい、流れてしたったカットを多数出してしまいました。


1.ガイドカメラから出ているコードを固定するのを忘れていました。

コードを適当にぶら下げていると流れたカットを量産してしまいます。ガイド鏡のドローチューブあたりの剛性が弱いため、赤道儀が動くとコードの垂れ具合が変化して写野が動くことで、撮影鏡筒の写野とズレが出てしまいガイド鏡筒でオートガイドを使っても撮影した写真は流れてしまいます。


2.Astro Photogrophy Tool (APT)のプレートソルブ(自動導入)がうまく動かない。

APTのプレートソルブ(Point Craft)は3つのソフトを使っていて、プログラムのある場所を正しく指定しなければならない。

ASTAP
C:¥Program Files¥astap
ダウンロードのサイトの下の方に、導入に使う試し撮りの画像は30個以上の星が写ってる必要があると書いてありました。

Plate Slve2
ダウンロードしたファイルを好きな所に置き、そこを指定。

All Sky Plate Solver(ASPS)
C:¥Program Files (x86)¥Plate Solver.exe

いえで試し撮り画像を使ってテストしてみましたが、まだプレートソルブが動く時とダメなときがあります。


3.電源にディープサイクルバッテリー105Ahを2年、2・30回充電の状況で満充電後しばらく置いて12.8V程ですが、赤道儀EQ6-R(最大消費電力4A)だけを繋いでモーターを動かしたとたん11Vちょいまで電圧低下してしまいます。止めても11Vちょいのままで電源を切ると12.8Vに戻ります、寿命なのかなぁ?バッテリー買い換えが必要でしょうか?