ソフトフィルター代用品のテスト撮影
星景写真の撮影で星を滲ませて強調するためにソフトフィルターを用いることがあります。
以前はLeeのソフトフィルターがありましたが、入手する前に販売停止してしまいました。そこでソフト効果のありそうな代用品を探さなければなりません。
レンズの前玉に付けるプロソフトンAは所有していますが、超広角レンズの前玉にソフトフィルターを用いると写野の端の方ではソフトフィルターの平面ガラスに対して斜めに入射するため、星像が楕円状に伸びてしまいます。
この影響を減らすために後ろ玉にソフトフィルターを付けると斜入の影響が減り星像の楕円状になるのを抑えることができます。
前回の記事の「かもめ星雲」を撮影中に自作したソフトフィルターの試し撮りをしました。以前に撮影した写真と比較してみましたが、結論から言うとプロソフトンAよりもソフト効果が強く失敗でした(*´-`)
使用した素材はプラスチックの透明カードケースで軽いエンボス加工がしてありましたのでそのままカットしてカメラレッズの後ろ玉側に貼り付けて撮影してみました。
【ソフトフィルター代用品】
Canon X9iノーマル機
TOKINA AT-X Pro DX 11-20 F2.8
【前玉 プロソフトンA】
Canon X7i HKIR
TOKINA AT-X Pro DX 11-20 F2.8
【フィルターなし】
Canon X7i HKIR
TOKINA AT-X Pro DX 11-20 F2.8
使用したカメラがノーマルのカメラと天体改造したカメラの違いがありホワイトバランスが違いますがソフト効果の比較には問題ないと思います。
今回のテストでは失敗だったので、また違った代用品を探そうと思います。
前回の記事の「かもめ星雲」はシリウスの少し左上辺りにありますが、一番上の写真のような光害の中での撮影でした。