星空のムコウガワ

天体観測 写真 カメラ 花

NGC7000 北アメリカ星雲

札幌は6月中旬から蝦夷梅雨が始まり、普段は無いはずの梅雨になってしまい8月中旬まで晴れる日がとても少ない年になりました。
満月期に数回と7月の中旬のネオワイズ彗星が割と明るい時の3日ほど運良く晴れる事は有りました。そのうちの1日だけネオワイズ彗星を撮影できましたが、その後はなかなか天体撮影ができる機会に恵まれずネオワイズ彗星にその後再開する事はできませんでした。連チャンで彗星撮影に行けばよかった(;ω;)


仕事上お盆休みは希望すれば取れますが、今年はコロナの影響で帰省することもできないので今週も普通仕事でした。
8月12日仕事の合間に天気予報を見ると、今週は今日だけしか天体撮影できそうな日がありません。急遽翌日やすみを取って仕事後にいつもの遠征地に行ってきました。新規に導入した望遠鏡で2か月経ってやっと2回目の撮影です。


現地到着すると8割曇り(*´-`)
北斗七星あたりだけ見えていてナカナカ北極星が見えず、撮影を開始できたのは22時頃になってしまいました。


準備中いつも一人ぼっちか星クラブの撮影が1-3人しか来ないところなのですが、この日はカップルや家族連れがぽつぽつ来ます。今日はやけに星見が多いなーと思いましたが、ペルセウス流星群の極大日だったのですね。暫く気付きませんでした。
流星群を見に車がのべ15台くらい来て、多い時は車7台ほどで12人程居たようです。
北極星星がみえてきて天気も満天の星空になりました。望遠鏡の極軸合わせ中、遠くで稲妻が光るようなフラッシュのようなのが2回くらいありましたが明るい流星だったのですね。
撮影しながらペルセウス流星群を眺めました。何個か見れましたが、明るいのは観れませんでした。


さて1つ目の対象です。本当はネオワイズ彗星を最初に撮りたかったのですが、晴れる頃には木の影に入ってしまいました。゚(゚´Д`゚)゚。


【NGC7000 北アメリカ星雲】
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2020.08.12 21:52〜
Willam optics GT81
フラットナーレデューサ Flat6AⅢ
0.8倍(合成FL 384mm F4.8)
赤道儀:EQ6R
PHD2オートガイド D50mm FL200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X7i (HKIR )
ISO3200 180秒x17(total 51分)
フラット 無し
ダーク 8枚
APTでディザリング
フィルター無し
ステライメージ8
遠征地 厚田


【撮って出し画像】
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【拡大 シグナスウォール部】
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新しい望遠鏡、Williamoptics GT81-Ⅳが届く前にシュミカセのMeade LX90-20でシグナスウォールを撮影していましたが、画像処理の練習をして放置していました。


【シグナスウォール Meade LX90-20 】
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2020.05.21 24:35〜
Meade LX90-20 FL2000mm レデューサ0.63x (合成f1260mm)
赤道儀:EQ6R
PHD2オートガイド D50mm FL200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X7i (HKIR )
ISO3200 300秒x12(total 60分)
フラット32枚 LEDトレース板
ダーク ISO3200 300秒x4枚
APTでディザリング
フィルター無し
ステライメージ8
遠征地 厚田


【シグナスウォール 撮って出し】
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F値や露出は違いますがLX90とGT81を比較すると、屈折のGT81はだいぶコントラストがいいです。副鏡による中央遮蔽でコントラストが低下すると聞いたような気がします。


GT81はゴリゴリに画像処理しなければAPS-Cのセンサーサイズではフラットフレームが無くても大丈夫残りようです。
星像もフラッナーレデューサーを使うとAPS-Cでしか評価できませんが、隅の方でもまん丸です(๑>◡<๑)