星空のムコウガワ

天体観測 写真 カメラ 花

お久しぶりです

お久しぶりです。
前回の更新が去年の11月なので5か月ぶりの更新です。

自宅のベランダの雪もやっと融け、天体撮影をする事ができるようになりました。
新月期には天気が良くなく、新月から6・7日過ぎてからやっと撮影できました。


[M64黒眼銀河]

f:id:kaz323i362:20190414214732j:plain

2019.04.09 19:45〜
Meade LX90-20 f2000mm レデューサ0.63x (合成f1260mm)
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X9i ISO800 300秒x19 フィルターLPS-P2
ステライメージ8
札幌市自宅バルコニー

大鏡画像
f:id:kaz323i362:20190414214728j:plain


[M51子持ち銀河]
f:id:kaz323i362:20190414213021j:plain

2019.04.09. 23:45〜
Meade LX90-20 f2000mm レデューサ0.63x (合成f1260mm)
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X9i ISO800 300秒x10 フィルターLPS-P2
ステライメージ8
札幌市自宅バルコニー

拡大画像
f:id:kaz323i362:20190414214747j:plain


翌々日
[M63ひまわり銀河]
f:id:kaz323i362:20190414220446j:plain

2019.04.11
Meade LX90-20 f2000mm レデューサ0.63x (合成f1260mm)
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X9i ISO800 300秒x フィルターLPS-P2
ステライメージ8
札幌市自宅バルコニー

拡大画像
f:id:kaz323i362:20190414220431j:plain



光害地での撮影と画像処理の下手さで荒い画像です。もっと露出をかけないとダメなのかな?
暗い所で撮らないとダメか(・∀・)

MEADE LX90は眼視向けのセットで写真撮影では追尾精度が良くありません。今まで使ってきた感じではPHD2使用200㎜のガイド鏡で2"程度の追尾エラーがあります。2000㎜またはレデューサー使用1260㎜ではいつ星が伸びてしまいます。またフォーク式なので極軸から50°の範囲にはカメラが干渉するため撮影できません。

凄くいい時(稀)
f:id:kaz323i362:20190414223352p:plain
いつもはRMSエラーが0.4~0.6くらいです。
毎秒補正が入ります。

ドイツ式赤道義を手に入れたので5月からつかえればと思っています。
次は天体改造カメラと600㎜くらいの反射望遠鏡が欲しいです。

キットレンズでM42

キットレンズ250mmでM42も撮影しました。

[M42
f:id:kaz323i362:20181106005717j:plain
f:id:kaz323i362:20181106003810j:plain
2018.10.20 1:00~
Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
250mm
Meade LX90赤道儀
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X9i ISO200 300秒x16
ステライメージ8
札幌市自宅バルコニー

やっぱりノーマルEOSでは赤い色があまり出ないです。
今年は11月でも意外と暖かいので、この新月期は晴れたら撮影出来そうです。今年最後の撮影チャンスです。
赤色があまり写らないし、ガイドも今ひとつなので何を取ったらいいか悩み中です。
ガイド精度がもう少し改善できるかもしれない方法を思いついたので試してみようかな。

来年は赤外カット除去したカメラを買うのが目標です。

M45 すばる

先日キットレンズでM31を撮影したときに続けてM45を撮影しました。

[M45]
f:id:kaz323i362:20181028221620j:plain
2018.10.19 22:27~
Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
250mm
Meade LX90赤道儀
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X9i ISO200 300秒x10
ステライメージ8
札幌市自宅バルコニー


M45、すばるも思い出深く好きな天体です。小学生の頃、すばるを見てゴチャゴチャっとなにかが有る程度しか見えませんでした。父親は当時目が良く2.0の目の持ち主でした。父に「あそこに何があるの?」と聞くと星が7•8個あると聞きました。天体について殆ど知識がない父親です。双眼鏡を買ってもらってすばるを見たとき、余の綺麗さに心を奪われました。
父は天文には詳しくないのですが、昔からラジオやニュースで天文現象が起こると知ると夜空を見上げているようです。2001年のしし座流星群も見たそうで凄かったと言っていました。私は星見をしていない時期だったので羨ましいです。
今年は火星が大接近しているのも知っていて、父に火星と土星を望遠鏡で見せたらとても喜んでいました。

上のM45の数日前にはLX90でM45を撮影しモザイク合成してみました。

[M45モザイク合成[]

西側
2018.10.14 0:37~
Meade LX90-20 f2000mm レデューサ0.63x (合成f1260mm)
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X9i ISO1600 300秒x16枚フィルターLPS-P2
東側
2018.10.15Meade LX90-20 f2000mm レデューサ0.63x (合成f1260mm)
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X9i ISO1600 300秒x18枚フィルターLPS-P2


つなぎ目の改善はまだ手をつけていませんが、光害バリバリの札幌市内での撮影でここまで写ればとりあえず満足です。

1.今後の課題はモザイク合成時のつなぎ目を目立たないようにすること

2.ハケではいた様なノイズを減らしていきたいです。

2のノイズはガイドエラーによる星の動きで出ている様なので、ガイドについてもう少し改善できたらと思います。

しつこくM31

M31、ありきたりですが、私にとって1番好きな天体です。子供の頃、アニメ銀河鉄道999が大好きで色々な星で事件がありながらアンドロメダ星雲に行って機械の体を手に入れる旅をする話でした。
小学生の時おもちゃの望遠鏡を親にねだって買ってもらいました。月や太陽の黒点は良く見えました。M31を見たとき渦巻状にみえず中心部しか見えなくてがっかりしました。
その頃はスカイウオッチャーという月刊誌を買っていました。今は星ナビになっています。
もっと大きな望遠鏡なら雑誌で見る投稿写真のように天体が見れると思っていました。広告で見たことない形のMeadeのシュミカセを見てカッコイイと思い将来買いたいと思っていました。
しばらく星から離れてていましたが、2004年の火星の大接近で星を思い出し、子供の頃夢だったMeadeのシュミカセを購入しM31やM42などを見ましたがやはり写真で見るようには見えずまたまた残念な感じでした。
初代Kiss Digtalで撮影もしてみましたが、オートガイドも高価でできず短時間の露出しかできないのでうまく撮影できず直ぐにあきらめて、ごくたまに眼視で眺める程度でした。
今年になって天文ガイドで比較的安価でオートガイドをできることを知り天体撮影を始めました。

ということでまたまたM31です。
f:id:kaz323i362:20181025235643j:plain

うまく繋ぐことができました。

前回のモザイク



というのは嘘でーす。
Eos X9iのダブルズームキットのレンズでLX90に乗せて撮影してみました。

元の画像
f:id:kaz323i362:20181026000602j:plain
2018.10.15 20:51~
Canon EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
250mm
Meade LX90赤道儀
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X9i ISO200 300秒x10
ステライメージ8
札幌市自宅バルコニー

モザイク合成しなくて済むのは楽チンで楽しいです。結構写るんですね。画像処理も下手クソですが楽でした(^.^)
でもカメラを回転する事が出来ない事に気付きました。


奥さんに250mmトリミングのM31を見せてこのカメラレンズで撮ったんだよって言ったらびっくりしてました。
モザイク合成のと両方見せたら「望遠鏡要らないじゃん」と言われました。


通勤途中の紅葉です。

M39とM30

我が家のバルコニーは南東側にあり6畳の広さです。札幌は緯度が高いので北極星屋根の少し上に見る事ができます(^.^)
北東から南西に視界がありますが、南に道路を挟んで向かい側に5階建てのアパートがあります。バルコニーは3階ですが結構邪魔です。
天頂か少しは行けますが北から西は全く視界がありません。
なので、東から天頂辺りが撮影範囲になります。

散開星団を撮影してみました。拡大しすぎて星団に見えません(・_・;

[M39散開星団白鳥座)]
f:id:kaz323i362:20181023224529j:plain
2018.10.15 20:00~
Meade LX90-20 f2000mm レデューサ0.63x (合成f1260mm)
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X9i ISO800 300秒x4フィルターLPS-P2
ステライメージ8
札幌市自宅バルコニー


次に球状星団

[M30球状星団山羊座)]
f:id:kaz323i362:20181023224332j:plain
2018.10.15 20:51~
Meade LX90-20 f2000mm レデューサ0.63x (合成f1260mm)
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X9i ISO800 300秒x6フィルターLPS-P2
ステライメージ8
札幌市自宅バルコニー

カブリが激しく出ています。

M31再々撮

今日は昼間雪虫が飛んでいました。小さい白い虫で、これが飛ぶとまもなく初雪が降ると言う虫です。1週間から10日で雪が降ると言われています。アブラムシの仲間らしいです。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:%E3%83%88%E3%83%89%E3%83%8E%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%AF%E3%82%BF%E3%83%A0%E3%82%B7.jpg


前回のM31のモザイク合成では同じ撮影条件、枚数なのにM32側がノイジーで全く納得できなかったので10/13にM32側を撮り直してモザイク合成し直しました。構図も左右があまりズレないように撮影できました。
別日の撮影で角度と位置を合わせるのは少し手間がかかりますが。最終的にスッキリします。

[M31]
f:id:kaz323i362:20181021003104j:plain
M110側
2018.10.4 20:11~
Meade LX90-20 f2000mm レデューサ0.63x (合成f1260mm)
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X9i ISO800 300秒x16枚フィルターLPS-P2
M32側
2018.10.13Meade LX90-20 f2000mm レデューサ0.63x (合成f1260mm)
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X9i ISO800 300秒x25枚フィルターLPS-P2

ステライメージ8
札幌市自宅バルコニー

M32側の撮影は16枚では前回の様にざらついていました。同じ様になったら無駄な努力になってしまうので多く撮っていて良かったです。
家のバルコニーで撮影していますが、向かいにある会社の街灯がだいぶ明るく23:30頃に消えるので、それが影響しているのかもしれません。
M101側は23:16から撮影しているので向かいの街灯の影響少なかったのかも?

もう少し腕の部分が見えるようにしたくて、明るく処理もしてみました。
f:id:kaz323i362:20181017223018j:plain

重ねあわせの部分が濃度が合いません。ステライメージでどうやったら綺麗に合わせるのだろう?
教えてもらったICEでも今度ためしてみます。
500mmくらいの望遠鏡なら1回で撮影できそうなので、いつかそれ位のを入手したいです。赤道義もそろえなくてはならないので、いつになることやら....

M31モザイク再撮

新月期が来ましたね。あいにく札幌は今週は曇りがちの予報です。今年はいつまで天体撮影できるだろう?雪が積もったら来年4月まで天体撮影は中断です。

札幌は早い年で10月中に雪が積もり始めます。雪が積もるとバルコニーのドアが開かなくなるので天体撮影ができなくなります。パソコン用のバッテリーも準備していないので、今のところ自宅以外で天体撮影はできません。
なにより、寒いのが苦手で真冬の氷点下の中何時間も外に居られません。

北海道人は実は寒さに弱いのです。寒くなったら直ぐストーブを着けます。今は少しエコに気を付けるようになりましたが、以前は家の中はポカポカでした。今でも様々な施設で冬なのに暑いという事もあります。
子供のころは冬でもお風呂上りにアイスを食べるのが日課でした。今はどうか分かりませんが、冬のアイス消費1位は北海道とテレビで見て納得してました。
また以前3月頃、東京の親戚の家に行ったとき、家の中が寒くて驚きました。

さて、本題です。
前回10/2撮影のM31ですが、構図的に失敗で画像もノイズが多いので画像処理も適当にしてました。
10/4も天気が良かったのでM31のモザイクに再チャレンジしました。

結果はまだ納得いくものにはなっていません。構図合わせが今一つなのと、画像処理がまだまだです。M32側から撮影して、M110側にずらしたら、M110が入らないじゃないですか(*´-`)ダメダメです。
まだ公開出来るようなレベルの画像ではないのですが、自分の撮影の下手さの記録として今まで通り恥を忍んでUPします。

[M31再撮]
f:id:kaz323i362:20181009235538j:plain
2018.10.4 20:11~
Meade LX90-20 f2000mm レデューサ0.63x (合成f1260mm)
PHD2オートガイド D50mm f200mmガイドスコープ QHYCCD QHY-5-ⅡM
Canon EOS X9i ISO800 300秒x16枚x2フィルターLPS-P2
ステライメージ8
札幌市自宅バルコニー


なんか緑がかってる(´-`).。oO
バックグラウンドスムースなどでごまかしています(誤魔化せていませんが‥)同じ露光、枚数、ISOでのコンポジットでM32側とM110側でS/Nが全然違います。
通常の加算平均、σクリッピングでやってみたり、コンポジット時の16枚一気や8x2など変えても改善しません。
何故なんでしょう?私の頭では気温の変化くらいしか思いつきません。撮影時は5〜6℃変化したかもしれません。
ステライメージで処理しましたがDeep sky stackerでも試してみます。

それからオートガイドが今回は、今までの中で一番安定しました。f:id:kaz323i362:20181010004538p:plain
シンチレーションが安定してたのと、今までガイドカメラ(QHYCCD QHY-5-ⅡM)の露出を1秒で使ってたのを2秒にしたら安定するようになりました。